コンサルする状況にも気を付けよう
今日は主に研修医、一部に看護師にも関連するかもしれません。
昨日のコンサル 10のコツからの続きです
今日はコンサルする状況にも気を付けよう というお話です。
みなさんは、普段、専門家・上級医にコンサルするとき、
どこでコンサルしていますか?
ちょっと廊下ですれ違ったときに、優しく教えてくれるA山先生が~
「あ~、A山先生、通りすがりですいません。ちょっと簡単に相談したいことがあって…」
これ、病院の「あるある」の光景かと思われます。
こんな通りすがりをとっつかませて行う相談は
英語ではcurbside consultationというのだそうです。
このcurbside consultは手軽な反面、
気を付けないといけない点が2つあります。
①重大な情報が抜けるリスク(相談する側の問題)
②フォーマルなコンサルトと比べて、お返事が異なる可能性(情報の不足の問題のほか、お返事する方も(十分に深く考える時間がなくて?)咄嗟のお返事のため)
なので、個人的には
①比較的安定している外来のケースで、仮に大事な所見が抜けていても、その後にリカバリー対応できる時間がある場合
②ほぼ自分の中では確信的に答えはわかっていて、念のための相談
③すでに正式なコンサルを1回しており、コンサルタントもこちらのケースを十分に把握しているケースの2回目以後
の3つをcurbside consultのよい適応
逆に悩ましいケースや本気のケースでは
フォーマルなコンサルトを心がけています。
コンサルトを「どこでやるか?」実はこれにもコツがある。。
いかがでしたか??
日々是勉強!