VANを分解する:視野評価
昨日は、ELVOだと6時間以上でも
まだ(条件付きで)血管内治療で戦える可能性が残る
というお話をしました
ELVOは片麻痺+VANで…というお話も併せてしましたが、
ただ、VANの所見もとるのは難しい…かもというご意見をいただきました。
今日はそんなちょい自信がない救命士や研修医向けです。
VANのうち、視野に注目して所見の取り方をシェアしましょう。
以前、管理人がISLSを受けた際に丁寧にNIHSSのことを教えてくださった
野村先生のブログを引用させていただきます
こちらにその詳細が記載しております。
意識がある人は4分割の対座法で…というお話ですが、
ELVOの場合、多くが意識が少しぼんやりしていたり、
失語がある可能性が高いです。
そうなると、うまく指示が入らず、対座法ができない
…なんてことも。
そんなときに視野を大まかにチェックするという方法に、
visual threatというのがあります。
人差し指や手のひらを眼に近づけて、閉眼するかどうか
で判断するという方法です。
ELVOを疑って視野評価する場合には、
対座法、だめならvisual threat。
日々是勉強!