KYギャップ:めまい③
- 俊一 柴崎
- Dec 18, 2018
- 1 min read
救命士のテキストと医師の医学書/論文とのギャップ
KY ギャップ?!
特に今回もめまいを続けます。
今日はめまいの原因を推定するのに使いうる
リスク因子や基礎疾患について
主に救命士と研修医向けです。

一般的に高血圧・脂質異常などは、脳梗塞のリスク因子で
なので中枢性のめまいでもこれらがあるとリスクが高そう…
というのはなんとなくイメージがあるかもしれません
…が、そうは問屋が卸さないのが、めまいの厄介な所です。
というのも、めまいで最も頻度の多いBPPV、そのリスク因子って
なんだかご存知ですか?
この論文によれば
実は加齢・高血圧・脂質異常・脳卒中の既往なのだそうです。
(J Neurol Neurosurg Psychiatry. 2007 Jul; 78(7): 710–715)
思いっきり、BPPVと中枢性めまいのリスク因子はモロ被りです。
もちろん、救命士テキストにあるように
誘因に外傷(BPPVの21%)や中耳炎(BPPVの9%)も知られてはいますが…(https://emedicine.medscape.com/article/884261-clinical#b5)個人的には、これを聞いたおかげで役立ったという経験はありません…
まとめます。
めまいに関してだけいえば、
リスク因子の聴取は(それ単独では)あまり鑑別には役立たない!
んー、プレホスでめまいの大まかな鑑別をするには
やっぱり他に工夫が必要そうです。
それはまた明日に!
日々是勉強!