徒然読書感想文 ~転職の思考法~
今日は番外編。
週1程度の頻度でお送りする、興味深かった本のお勧めコーナーです。いずれの本も最近(通常3ヵ月以内)に管理人が読んで、自信を持って人に勧めるというものばかりです。
さて、今回は「転職の思考法」です。
最初に申し上げておきますが、決して管理人が「今、転職に悩んでいる」という意味ではありません。
尊敬する立教大:中原先生がご自身のブログで紹介されていたのをきっかけに、私も読んでみました。
この本は、(医療職に関係なく)今後社会人を目指す大学3-4年生、次のキャリアに悩む初期研修医2年目や、中堅看護師や薬剤師…などの人にこそ読んでもらうと目からうろこなことがいっぱい書いてあるなーと感じました。
生産性が低下している日本、その大きな要因になっている、終身雇用制。毎日、不満を言いながらも、適当に仕事をこなすだけの人々。文句は言うも、その組織にしがみついてでも居残ろうとする発想。
論理的な思考で、そんな様子をバッサリと切り込みながら、、
しかも具体的にどうしたらよいかまで
かゆいところまで手に届いているそんな本です。
論理的思考がやはり秀逸で、
わかりやすいイメージ図などを用いながら紹介しており、
また読者が共感しやすい、”あるある”な設定での物語形式であるため、スイスイ読むことができました。
例えば、皆さんは以下のフレーズにどきっとしませんか?
”(仕事で)この半年の間に悪い緊張が10以上なら職場をかえるべき、いい緊張が3つ未満でも転職をすべき”
”大きな会社にいる人間ほど、実力以上の給与をもらっていることが多い。その中の多くの人間が、会社に不満があるとすぐに社長や上の人間のせいにする”
” 「転職は悪」は努力を放棄した者の言い訳に過ぎない”
”(組織での)99%の問題は、手段の目的化によって起きる”
もし、ドキッとしたならば、あなたはこの本を読むことで
きっと新しい世界観に巡りあえるはずです。
改めて転職の思考法のご紹介でした。
また来週も徒然読書感想文をお楽しみにー。