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徒然読書感想:FACT FULNESS

仕事がこの数日激務だったので、ブログ更新できませんでした。

楽しみにしていた方、お待たせしました。

本当は昨日載せようと思って、温めていたネタを1日遅れでUPします。

今回は

徒然読書感想:FACT FULNESSです。

管理人のFB友達の何人かが薦めていたこともあり、

興味を持ち1週間ほどで読破しました。

この本を読んで改めて感じたことは

如何に自分が普段の情報処理、現実世界のとらえ方が

(良くも悪くも)癖がある/ねじ曲がっているか

です。

著者はハンス・ロスリング。医師であり、公衆衛生の専門家であり、またTEDトークの人気スピーカーでした。

私はこの本を読むまでこのハンスのことは(恥ずかしながら)あまり知りませんでしたが、その彼のユニークな経歴に、かなり目を奪われました。

スウェーデン生まれのハンスは、医学を母国スウェーデンとインドで学び、その後モザンビークなどで働き、当時貧しい人々の間で流行していた神経病の原因を突き止めます、それがコンゾだそうです。その後、スウェーデン:カロリンスカ医科大学に戻り、教育と研究に励み、人々の知識不足と闘うことが彼の使命になったとのことでした。カロリンスカ医科大学の公衆衛生の教授になった彼は、世界中、貧困層から最富裕層まで様々な人を相手に講演等を精力的に行っていたそうです。そんな彼は2016年に末期のすい臓がんと告知され、残りの人生の集大成としてこの本の作成に取り組み、完成直前に他界するも、息子夫婦らによって完成され、世に出たのがこのFACT FULNESSです。

さて、この本の内容の一部をご紹介しますと…

人間が太古の昔に生き抜くために必要だった情報処理/現実を把握する本能が、今はむしろ、世の中を正しく把握するのに邪魔をしているということを様々な経験や数字/データを用いて紹介しています。

その中で、特に10個の本能を紹介しています。

例えば、

ネガティブ本能:ニュースは良いものより悪いニュースが広まりやすい(だからこそ、メディアでは悪いニュースばかりが取りざたされる。)

恐怖本能:未知のこと、リスクがあることを過大に恐れること

犯人捜し本能:うまく行かない時、イライラした時に犯人を見つけてつるし上げようとする(その逆もしかり。ヒーローとしてたたえらえる人の功績は、本当にその人1人によってなしえたものなのだろうか?いやいや、実際には無名だが周りで懸命に実務をこなしてくれる人たちがいるからこそ達成できるのがほとんど) 

などなどです。

これらを様々な彼の経験やデータなどから

(彼自身も含めて)皆がハマりがちだけれど、無自覚であるということを訴えています。

え?ぴんと来ないって?

ではでは、本の中に出ていた問題をご紹介しましょう。

世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は過去20年でどう変わったでしょう?

A:約2倍になった B:あまり変わらない C:半分になった

世界の平均寿命は現在およそ何歳でしょう?

A:50歳 B:60歳 C:70歳

自然災害で亡くなる人の数は100年でどう変化したでしょう?

A:2倍以上になった B:あまりかわらない C:半分以下になった

ちなみに管理人は(恥ずかしながら)すべて間違えました…

皆さんは答えわかりますか?実は全部Cなんです。

みなさん、Aを選びがちじゃないですか?

なぜ、こんな間違いを犯しやすいのか?

その理由をこの本は教えてくれます。

最後にこの本の印象的な部分を

抜粋して終わりにしようとおもいます。

知識不足で傲慢な自分、焦って間違った判断をしてしまう自分、他人をステレオタイプにはめてしまう自分、誰かを責めたくなってしまう…(中略)『ファクトフルネス』を通じて人々に伝えたいのは、情報を批判的に見ることも大事だけれど、自分自身を批判的に見ることも大事

最近、自分の視点が凝り固まってしまっているのだなぁと

痛感させられる出来事が複数ありましたが、その中の1つがこの本との出会いでした。

日々是勉強!

*なお、管理人が2/18・19と出張である関係上、2/18・19は再度ブログはお休みします。次回は2/20からです。お楽しみにー。。

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