ルート確保の血管は2×2+2で。。
ABCの安定を極めるシリーズ
今日のテーマもCT:循環を安定する
ルート確保に大事な血管走行についてのお話です
(今回のターゲット:研修医や新人ER看護師ら)
血管走行は深さも含めた3次元で覚える!
ルートを刺すというのは、3次元の血管走行に適切に針を”置いてくる作業”だと個人的には捉えています。
ルート刺すのをうまくなるには、まず、刺すのに適した血管を見つける。
効率よく見つけるためには、静脈の解剖を知る!ということになります。
ここでコツ!それは血管の走行を3次元で、深さまで理解する!です
え?という方もいらっしゃると思うので、
もう少し詳しく見ていきましょう
ルートに適した腕の静脈は”2×2+2”で覚えよ!
まず静脈は体表を走る皮静脈と比較的中心を走る深部静脈に別れます。
当然ルートに適しているのは皮静脈です。
さて、その皮静脈はどうなっているかというと…

前腕に注目すると、主に橈側(親指側)と尺側(小指側)に静脈があります。
上腕も、上腕二頭筋の両脇(橈側と尺側)に静脈が走る
深さも大事で、前腕の橈側皮静脈は手首にある解剖学的タバコ窩:タバチエールを通り、これは極めて浅い所を走っています。一方で、上腕尺側皮静脈は途中から急に深くなり、穿刺は難しくなります。
加えて、上腕と前腕の”ハブ”になる肘周囲の肘正中皮静脈は、太い事が多いですが、一方で、数cm先で急に深さが大きく変化したり、細かい静脈同志の吻合のバリエーションも多く、意外にうまくルートが刺さらないなんてこともあったりします。手背の静脈も極めて浅いところを走行していますが、蛇行が多かったりもします。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/a9/Sobo_1909_597.png より引用
…といろいろな特徴がある腕の皮静脈たちですが、
結局、ルートに適した血管をまとめると
2(前腕 or 上腕)×2 (橈側 or 尺側) +2(正中 or 手背)
といえます。
まずは前腕の橈側で血管探して、
次に駄目なら前腕の尺側、上腕の橈側…。
上腕の尺側は一応考慮するが、深くてうまくさせないことも。
これら4本で駄目そうなら、
正中(とりあえずの点滴ならよいが、肘を曲げると滴下しないなど難あり) や
手背(細め、蛇行しがち、痛いなどの欠点) を探しに行く
というルーティーンを個人的にはしています。
皆さんはルート確保ための血管探し。
こだわりを持ってやっていますか?
日々是勉強!







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