いいよね、ジェネマニュ
今日は週1回の徒然読書感想;オススメ本をご紹介します。
今回は春・新年度のシーズンなので、若手医師のための簡便な参考書のご紹介。
ずばり、
『ジェネラリストのための内科外来マニュアル 第2版』です。
これ、内科系の後期研修医の必携だと個人的に思っています。
理由は3つ
①その幅の広さ:内科外来って、「え?こんな主訴で?内科に?」みたいなことは日常茶飯事です。
このマニュアルには様々な症候学、例えば皮疹や首のシコリなどにも言及してくれています
②実臨床で役立つ切り口:症候学の本でよくありがちなのは「絨毯爆撃的に鑑別羅列」…しかし、この本は違います。
臨床的に頻度の多いところから鑑別の記載があり、どういう視点で+αを見つ鑑別を絞るかなどかゆいところに手が届きます
③具体的な処方:エビデンスに基づいた処方例まで具体的に記載。
なにより、著者たちのネームバリューの凄さ。
沖縄県立中部病院、手稲渓仁会病院など、日本を代表する研修病院のトップジェネラリスト8人です。
実際、当診療グループの若手には
外来の参考書として原則購入するように勧め、
実際カンファレンスでも使用しています。
皆さんは、オススメの医学参考書ありますか?
是非教えてください。