IOは、いーよー
ABCの安定を極めるシリーズ
今日のテーマもC:循環を安定する
昨日は、緊急時のルート確保、90秒にとれなければ、骨髄路を
というお話をしました。
では、骨髄路はどこにとるの?
結論から言うと…
ERのシチュエーションでは、以下の6つが主です
https://www.aci.health.nsw.gov.au/__data/assets/image/0007/373705/Intraosseous-insertion-sites-image.png
脛骨が有名ですが、実は、上腕骨なんかもいけるんですねー。
上腕骨は5L/h, 脛骨は1L/h程度で最大投与速度はいけるのだそうです。
CPAやショックの時には上腕骨っていい感じですね
(もちろん、脛骨でも良いですが)
実際に、どんなふうにやるかというと…
youtubeにわかりやすい動画あります。(こちらの動画はいつも研修医の勉強のために使わせていただいています、ありがとうございます。)
①穿刺部位を消毒して
②針を垂直からグリグリ刺し、
③針がしっかりたったら、骨髄血が陰圧で引けることを確認し、ルートをつなげ
④輸液を勢いよく10ml程度フラッシュして(最初少し抵抗があります)
⑤穿刺部位周囲(小児では骨を貫くこともあるので背側も)が腫れてこなければOK
ね、そんなに難しくなさそうでしょ~
…と言いたいところですが、
これ、やっていると、成人の場合、骨を貫くのがかなり大変…
そんなときの裏技:EZ-IO! を次回ご紹介します。
日々是勉強!