いーじー、いーじー
ABCの安定を極めるシリーズ
今日のテーマもC:循環を安定する
昨日は、緊急時のルート確保:骨髄路の場所のお話しをしました。
でも、骨髄路を取ったことがある人はご存知だと思いますが、
成人(場合によっては小児でも?)での骨髄路って
骨皮質が固くてなかなか貫通しない、
力のかけ方が正しくなくて針が曲がる
…などなど、そんな経験ありませんか?
EZ-IOばんざーい!
今日ご紹介するのは骨髄ドリル:EZ-IOです
(最初に申し上げておきますが、管理人はこのメーカーと特別資本関係はございません)
結論からいうと、めちゃくちゃ楽です。
https://www.teleflex.com/japan/product-areas/vascular-access/arrow-ez-io-system/EZIO-Family_01-text.jpg
ご覧の通り、一見、日曜大工の工具?!みたいなものです
(もちろん医療機器としての基準をクリアして販売されています)
慣れれば、全行程を15秒でいけます。
殊、針を骨に刺すだけなら3秒です。
ほぼ誰でもできます(メーカーさん曰く、成功率97%以上とのこと)
さらにさらに、精密さがすごく、卵の殻を卵を割ることなく針を刺せるくらい。
実際、痛みもそれほど強くないのでしょう、youtubeにはawakeでEZ-IOを上腕骨に打って練習するシーンがあります。
(針を皮膚に刺すところでは痛がる表情ありますが、)
骨にドリルが入るシーンでは、被験者の顔が全く変わっていないところを診る(動画2分目前後)と、痛みもだいぶ少ないのでしょう
誰でも簡単に最大5L/h(上腕骨近位部)の急速大量補液ができる
それが、なんと全行程15秒でできる。
緊急時にはまさにEZ(easy)!!な夢のようなデバイスではないですか?
(ジャ○ネットの通販みたいになってきましたね…笑)
実際、管理人も緊急時にはかなり多用します。
昨日も使用し、大変助かりました。
骨髄ドリル、1つの武器として検討してみませんか?
日々是勉強!