疑問をどう調べる?!
週に1回のオススメ本コーナー!(徒然読書感想)
今日はこれ!
日常診療で臨床疑問に出会った時に何をすべきかがわかる本
尼崎総合医療センター呼吸器内科:片岡先生の名著!です。
結論からいいます!
初期研修~卒後3年目(場合によっては4年目)のDrは必読です。
なぜか?!
①「調べる」という行為をパターン別に、かつロジカルに解説している
②忙しい若手医師でも実際にできるよう「短時間で調べるテクニック」が中心
(筆者ご自身は「ズボラ」と表現されています)
③(他ではあまり教えてくれない)コツが満載
例えば、③に該当するものとして、
「ググるときはtype:pdfとつけて検索するほうが、
質のよい情報を得られやすい」
ね? おぉー、って感じしませんか?(もちろん厳密なことを言えば、例外はありますが、ざっくり概要を捉えるという意味では確かにナーと思います)
皆さんは
「指導医はこういうけど、本当かなぁ…?」というモヤモヤありませんか?
調べたいなと思うけど、調べ方を教わっていないから調べられないってありませんか?
そんな若手医師の悩みを、すごーく効率よく解決してくれる名著
「日常診療で臨床疑問に出会った時に何をすべきかがわかる本」
超おすすめです!
余談ですが…、医学は日進月歩だ…といっておきながら、その進歩する医学情報の調べ方をあまり教えてくれない( or 教えているけれど、結果として学生が身につけていない)残念な大学医学部が多いというのが、市中病院での指導医の正直な雑感です(管理人のN=30程度の適当調べ)
…あぁ、本音をついにぼやいてしまった…