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酸素投与 3.0時代?!

ABCの安定を極めるシリーズ

B:呼吸を安定する

対象:研修医、看護師です(救命士の方も参考に)

昨日は酸素投与の古典的なデバイスをお話ししました。

古典的?!じゃあ、ニュージェネレーションはあるんかい?!

ということで、

低流量システムでも、最近はこんな酸素投与デバイスもありますよ

というお話し。

酸素投与 3.0時代?!のオキシマスク

酸素投与で困っている、のび○くんのために、、

じゃじゃーん、オキシマスクー!(ドラ○もん風)

冗談はさておき…

これもコヴィディエンで紹介されています。

古典的デバイスの欠点はいくつかお話ししましたが、

個人的には以下の2つに集約されると思ってます

①面倒:ちょっとした酸素流量の変化で、デバイスをちょこちょこ切り替える必要がある

②危険性:酸素マスクでは、再呼吸の問題から、CO2貯留のリスクがある

その2つを一気に解決してくれるのが、このオキシマスクです。

http://www.covidien.co.jp/wpcms/wp-content/uploads/2016/05/ct-ot-oxym_ph.jpg

酸素の吹出口の構造がポイントで、

少ない酸素流量でも酸素濃度を維持できるとのこと。

再呼吸の心配がなく、CO2貯留の心配もありません。

そのため、8-9Lなどの量でも比較的高めのFiO2を投与できますし、

(メーカーが言うには、リザーバーに比べても高いFiO2が投与できるとのこと)

1Lなどのかなり少ない酸素流量でも使えます

他にも、隙間があるため、

・ストローで飲み物が飲める、

・吸引などのケアがしやすい

ついには…

・ごみ削減になる?(…とメーカーはいっています…)

他にもこの、吹出口の工夫されたデバイスとして

オキシチンというものもあります。

見た目はこんな感じ

http://www.covidien.co.jp/product_service/respiratory_pdf/oxygen/oxymask(c2).pdf

なんか、おしゃれなアクセサリーのようにもみえますね

(…いや、みえないか…)

今日は、

最近出ている酸素デバイスとして

オキシマスク、オキシチンをご紹介しました。

皆さんの施設では、どんなものを使用していますか?

日々是勉強!

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