低体温の敗血症こそ見落とさない!
- 俊一 柴崎
- Aug 20, 2019
- 2 min read
救命士さんをターゲットに、
(一部若手医師やER看護師も視野に)
プレホスにこそ独自のエビデンスとその配送ラインを!
~Prehospital Evidence Based Practice~
ということでお送りしています。このシリーズ。
プレホス×敗血症
を数回にわけてお送りしています。
さて、今日は先日UPした敗血症アプローチ@プレホス
の一部解説をしていきます

さて、先日もお話したとおり、敗血症を疑うには
感染症疑い+qSOFA(意識レベル・呼吸数・血圧)の2項目でした。
では、どうやって感染症を疑うか?というお話です。
プレホスではわかりやすいように、「体温」に注目してもらえればと考えて、
このスライドを作成しました。
UpToDate(主に医者向けの最新の医学文献まとめサイト。ただし英語)の敗血症の欄をみると、敗血症では発熱(38.3℃以上)もありますが、低体温(36℃以下)もよくある現象です
(UpToDate” Sepsis syndromes in adults: Epidemiology, definitions, clinical presentation, diagnosis, and prognosis” 2019-8-19アクセス)
(もっといえば、高齢者は一見体温が正常な敗血症もありえますが、複雑になりすぎるため、プレホスをターゲットにしているこの図解はあえて省略しました)
そう、ポイントは「低体温もある」です。
発熱は救命士の方はじめ、多くの方に「感染症の兆候」というのは言わずもがなですが、低体温もあり得るのがミソです。
特に低体温はむしろ発熱より厄介で、
低体温の敗血症は、高体温よりむしろ「予後が悪い」です
( BMC geriatrics 10.1 (2010): 70)
なので、低体温の敗血症こそ、むしろプレホスでしっかり拾い上げて対応を始めてほしいわけです。
そのため、この図解では、低体温でも疑うようにと記載しました。
図解右側はqSOFAに該当する項目ですね。
qSOFAって何?という方は、先日のブログをご覧あれ!
まとめます
敗血症は低体温でもありえる
むしろ低体温こそ予後が悪いので見落とさない!
日々是勉強!