ちょっと違うよ、成人の喉頭蓋炎
- 俊一 柴崎
- Jul 9, 2021
- 2 min read
皆さんこんにちは。
先日からERでの診断エラーのお話をしております。
特に先人たちが”トラブルになりやすい、訴訟になりやすい疾患”を報告してくれているので、
「なら、それを重点的に勉強すればよいじゃない!」というコンセプトで、
私の過去ツイートを中心に備忘録記事をみなさんと共有してきますね。
さて、今日は急性喉頭蓋炎です。
皆さんは喉頭蓋炎、どんな病気のイメージですか?
よく、「ストライダーが出る」「流涎がひどい」「前傾姿勢で苦しがる」というのが知られていますね。
おっしゃるとおりなのですが、ここで注意。それ「小児の喉頭蓋炎」の典型像なんです。
成人はちょっと違うんですよね。
成人のストライダーの頻度は3割り程度。もちろん、あれば強く疑いますが、
「ストライダーがないから喉頭蓋炎っぽくない」は言えないってことですね。
しかも、成人は小児より「ダラッとした経過」になりやすいので、余計に「ただの風邪ですね」と思わずいってしまいたくなる…でも、やっぱり突然死などの急変リスクは成人でもあるのが悩ましい…
じゃあ、どうするの?といえば…
「こんな所見しかないのに、こんなに痛がって…」と陰性感情が出たら、要注意。
それ、本物っぽいのに、一方で陰性感情は診断エラーを起こしやすい典型状況です。
陰性感情湧いたときにこそ、「あれ、本当に風邪かな?」と立ち止まれるかが大事ですね!
どうでしょうか?
喉頭蓋炎は罹患頻度は近年落ちて来ているため、めったに見る疾患ではありませんが、
だからといって、見逃して良いかというと決してそんなことはありません。
”シャドウボクシング”をして、いつ本物が来てもよいように、イメトレして備えたいものですね!
また、次回も診断エラーが生じやすい/トラブルになりやすい疾患を整理してみますー
日々是勉強!
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