先人の失敗から学び、同じ轍を踏まない?!
前回からの続きです
数回に渡って、診断エラー:特にERで内科領域についてお話をしていきます
(私がもともと内科の出なので、内科系の話ばかりになってしまいますが、ご容赦を…)
さて、ERで診断エラーでときに訴訟になりやすい…というのは、すでに先人たちが報告してくれています
「俺たちの失敗を是非生かしてくれ」と言わんばかりに、失敗・ピットフォールを先人たちが伝えてくれているのであれば、それを使わない手はないですよね!
例えば…絞扼性腸閉塞…
この「どうせ、癒着っしょ」で思考停止が危ない
腸閉塞で造影CTをとる施設は多いと思いますが、「どうせ、癒着っしょ」で思考停止すると
実は造影効果が落ちている腸管、ちょっと腹水が出ている…というのを見落してしまうんです。。
(実際、そういった他の医師の失敗をかなりいっぱい見てきました…)
放射線読影の達人なら別かもですが、
そうでなければ、臨床の文脈で画像は狙ってみるのが大事だと思ってます。
上記のような絞扼性腸閉塞を疑う状況なら、その所見を狙って見に行く!
意識してそれをカルテに書く! 大事ですよね!
若手医師の診療の参考になりましたか?
次回以後も、ERでトラブルになりやすい診断エラー生じやすい疾患をフォーカスしていきます~
お楽しみにー
日々是勉強!
Comments