閑話休題:ERの接遇?!
みなさん、こんにちは!
ひたちのいなかのとある病院で、内科救急・総合内科・臨床教育を中心に
「あ!」と驚く先端的なことを日々模索する、柴崎です。
さて、今日は、閑話休題!ERでの接遇について最近思うことがあったので、
それについて皆さんにご紹介していきますね
(前回までの話題:診断エラーについて、楽しみにしていた方、すいません。
次回は診断エラーの話題にまた戻ると思いますー)
さてさて、若手医師 or ERに従事するコメディカルの皆さん。クレーム対応どうしてますか?
クレーム対応、正直、荷が重いですよね…、かくいう私も正直避けられるなら避けて通りたいです。
…が、ERはクレーム発生のハイリスク部署。そうは言ってもいられません。
ERでなぜクレーム発生しやすいかを私見をまとめると
・(ERの性質上)急な or 充当な疾病で患者や家族の不安が大きい
→ これが一次感情になり、何かのきっかけで二次感情:怒りに発展しやすい素地がある
・(ERの性質上)多忙になりやすく、接遇がおろそかになりがち
→ 患者・家族が「いい加減に扱われた」と感じてしまう…
・特に家族はER診療の様子がわからず、長く待たされる…
などが主なところでしょうか。
この話を若手医療者にすると、時に…
「でも、しょうがないじゃないですか!ERってそういうところでしょ。
こちらは忙しい中、患者さんのために働いているのに、文句言われる筋合いがありません!」
…なんて、若手医療者がヒートアップすることも。。
そうよねー、一生懸命やっているからね、それ以外に気が回らない…という気持ちもわかるよ…
一方で、こんな例を考えてみましょう。
「俺は1人で徹底的にこだわった最高のラーメンを提供している。」と頑固一徹な店主が1人で店をすべて切り盛りしている、そんなお店があったとします。まだそのお店は必ずしも有名ではなく、あなたはその店の内情を十分に知らない。…さて、
「ラーメンうまいから、店の雰囲気は悪いけど、また来よう!」という方はおそらく少数派。
ほとんどの人(私がアンケートした範囲)は、怒り?などの感情でラーメンの味もきっとよくわからなくなり、「もうこんな店、二度とくるか!」となるよう。
さあ、これ、あなたのERで似たようなこと、生じてません??
さて、「確かにERでもクレームを起こしづらくするような工夫が必要だよな」と思った方。。
もう少しお話進めますね
この「AIDET」のちからは本当に偉大です。
研修医にも教えやすいし、行動に移しやすい。
実際、このAIDETを数年前に知ってから、個人的にクレームは半減以下になりました~
さて、それでもクレームが生じてしまった場合…
もう少しわかりやすく
クレーム対応時のNGワード「ひとまず落ち着いてください」
どうでしょう?
皆さんの普段の業務にお役立ていただけると幸いですー
日々是勉強!
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