異文化の溝?を考察する
今回は、一歩はなれたところから
プレホス-インホスの連携について思うところを。
多分どの地域も、大なり小なり、
プレホスとインホスの連携に溝があると思います。
だからこその代名詞:たらいまわしがあり、
「なんで、こんなのをうちに運んできたんだ」なんて
言われた経験、どのプレホスのスタッフもあると聞きます。
さてさて、ここで愚痴を言い続けても変わらない。
どうしたらこの溝はうまるのでしょうか?
それを考えるために、溝が生まれる原因を考察してみます
分かりやすい、別の事例でまず考えてみましょう。
まさに異文化!ということで
外国人の就労・連携を持ち出して考えてみます。
このテーマは社会科学の分野でしっかり研究されており、
例えば、島田徳子先生の論文によると(異文化間教育 (39), 92-108, 2014 )
外国人が就労して、周囲と連携がとれ、社会で定着できるようになるには、
言語の問題は限定的(個人的には少し意外でした)
それ以上に大事なこと。それは、
相手の文化を理解しようとする姿勢。それが相手に伝わるか。
なるほど。確かにそうかもしれません。
プレホスとインホスは
異文化コミュニケーションに近いくらい
隔たりは大きいと思います。
その原因として、
共通言語が不十分 ということも大事ですが、
互いの職種を理解し合おうという姿勢が弱い
加えて、知ろうとすることが望ましいと教育されてこなかった
ことがさらに大きな問題なのでしょう。
今後、数回にわたって、
プレホス:救命士さんをもっと理解しようというコンセプトで
色々な切り口を皆さんと共有できればなーと考えています。